こんにちは、みけです。
美容系の現場に30年以上携わり、今は「10年続くサロン経営」のための学びを発信しています。
夢を持ってオープンしたサロンが、どんどん廃業していく——
でも、経営の仕組みさえ整えれば、その現実は変えられると信じています。
このブログでは、いま売上やお金のことで悩んでいる方はもちろん、
独立を目指す方や、サロンを始めたばかりの方にも、
経営の基本のキから分かりやすくお伝えしていきます。
開業前に「お店の存在理由」決めよう!
- テナントか自宅かどうか、より大事なこと
- 理念なき店舗設計が招く失敗
- あなたのサロンの存在理由
結論:お店の存在理由が、すべての判断基準になります
開業を考えている方から、よくこんな相談を受けます。
「テナントと自宅、どっちがいいですか?」
「内装にいくらかければいいですか?」
でも、私が最初に必ずお聞きするのは、この質問です。



「あなたは、なぜサロンを開きたいのですか?」
意地悪な質問に聞こえたら、ごめんなさい。
でも、ここが決まらないまま開業すると、3年後に「こんなはずじゃなかった…」となってしまうのです。
お店の存在理由 = 誰の、どんな悩みを、どう解決するお店なのか
経営の世界では「理念」と呼ばれるものです。
言葉は少し硬いですが、中身はとてもシンプル。
「誰のため?」「何のため?」
これだけです。



この記事では「お店の存在理由」と呼んでいきますね。
物件も、内装も、価格も、メニューも…
ぜんぶ「誰のために、何をするお店なのか」から逆算して決まるものです。
順番が逆になると、あとで全部やり直しになってしまいます。
なぜ、サロンをオープンする前に「存在理由」を決めておくべきなのか
失敗する人の共通点が「存在理由が曖昧」だったから
今まで多くのサロンの廃業を見てきました。



廃業したサロンの共通点は、「お店の存在理由」が曖昧だったことです。
「憧れのサロン経営がしたい!」



なぜサロンを経営したいのか?が不明確
「おしゃれな内装にしたい」



誰のためのお店なのか?がわからない
「独立して自由になりたい」



お客様に何を届けるのか、考えられていない
こんな状態で開業すると、開業後に次のような問題に直面します。
- 適切な価格設定がわからない
- メニュー構成がブレる
- 集客方法が定まらない
- スタッフ採用基準が定まらない
存在理由が曖昧なまま開業すると、すべてが「なんとなく」で決まってしまうのです。
お店の存在理由があると、すべてが明確になる!
先ほど紹介したような問題を解決する方法こそ、開業前に「お店の存在理由」を決めること。



とある例を紹介しますね。
「子育て中のママが、罪悪感なく自分を癒せる場所を作りたい」
この理念を最初に決めると、自然に物件や価格が決まっていきます。
- 物件
- 価格
- メニュー
- 集客方法
- スタッフの採用基準
まず、ターゲットは子育て中のママ。
子育て中のママは、どんなサロンに行きたいと考えているでしょうか?
子どもも連れていきやすいサロンがいいなあ…
車での移動が多いから、駐車場はほしいかも。



では、自宅サロンのほうが気兼ねなく子どもを連れてきやすいでしょう。
子連れOKのお店にして、キッズスペースも設置。
駐車場は必須ですね。
あまり頻繁には通えないし、子どもにもお金がかかるから、自分に使える金額はあまり多くないかも…



子育て中のママは、月1回来れたら嬉しい、くらいの方が多いですね。
価格帯も手頃な5,000〜8,000円が妥当です。
施術時間も、あんまり長いと子どもが飽きちゃうかも…



でも、あまり短いと、せっかくのごほうび時間なのにママがリラックスできませんよね。
60分程度が子どもが飽きないギリギリの施術時間でしょう。
子育て世代のママに届けるためには、どうやって集客すればいいでしょうか。



ママの世代を考えると、子育て支援センターにチラシをおいたり、
Instagramで発信したりすると届きやすいでしょう。
確かに!
スタッフさんも、子どもの扱いに慣れている人が安心ですよね。



そのとおり。
スタッフの採用条件も見えてきましたね。
「子育て中のママを癒す」という軸があると、すべてが決まっていくのがおわかりでしょうか?
あなたのサロンの「存在理由」を見つける3つの質問
そうは言われても、自分のサロンの「存在理由」を言葉にするのが難しい…



そんな方のために、3つの質問を用意しました。
- あなたは誰を幸せにしたいですか?
- その人の、どんな悩みを解決したいですか?
- あなたのサロンでしか提供できない価値はなんですか?
【質問1】あなたは誰を幸せにしたいですか?
まず考えるのは「誰のため?」です。
- 30代の働く女性?
- 50代の肌悩みがある人?
- 子育て中のママ?
- 自分磨きしたい男性?
「みんなのため」は「誰のためでもない」のと同じです。
【質問2】その人の、どんな悩みを解決したいですか?



「誰のため」が決まったら、次に考えるのは「どんな悩みを解決したいか」です。
- 肌トラブルを解決したい
- 疲れを癒してほしい
- 自信を取り戻したい
- キレイになって恋愛を成功させたい
自分が持っている技術ではなく、「お客様の悩み・願い」から考えましょう。
【質問3】あなたのサロンでしか提供できない価値はなんですか?
解決したいお悩みまで決まったら、次は自分が提供できる「付加価値」を明確にしましょう。
「付加価値」と聞くと難しく感じると思いますが、「他の人よりちょっと得意なこと」で十分です!
- 今までの経験がある
- 特定の技術に特化している
- 話を聞くのが得意
- 明るく元気づけるのが得意



あなたのサロンと、他のサロンとの違いは何ですか?
一度、自分と向き合ってじっくり考えてみてください。
【実例】失敗例と成功例
ここでは、理念なき店舗設計が招く失敗例と最初に理念設計をした場合の成功例を紹介します。
【失敗例】見た目重視で失敗
Aさんは、テナント物件を借り、300万円かけて内装を作りました。
SNS映えする空間、高級感ある家具、海外の機械。
でも、1年後に閉店。
なぜ、一年で閉店してしまったのでしょうか



考えられる原因をあげてみますね
| 問題点 | 理由 |
|---|---|
| 高級路線なのに価格は相場並み | ターゲット不明確 |
| おしゃれすぎて入りづらい | 敷居が高すぎた |
| 家賃・内装費の負担が重い | 売上が追いつかない |
見た目はそれっぽくなっても、誰にも「私のためのサロンだ!」と思ってもらえなかった例です。
その上、固定費の負担が大きいため資金繰りも厳しく、早期に閉店となってしまいました。
【成功例】理念から設計
Bさんは、自宅の一室を改装し、50万円で開業。
Bさんは最初に理念を設計していました。
「40代以上の女性が、人目を気にせずゆっくり施術を受けられる場所」



理念を明確にできているので、自ずと世界観も統一できます。
- 完全予約制・1日3名限定
- 個室でプライバシー重視
- 価格は高め設定(12,000円〜)
- 落ち着いた雰囲気
Bさんのお店は、3年経った今も予約は常に満席です。
理念があるから、すべての選択がブレなかったのです。
【まとめ】開業する前に、存在理由を決めよう!
開業前、多くの人が「物件探し」から始めます。
でも、それは順番が逆です。
正しい順番は次の3ステップです。
- お店の存在理由を決める
- 理念に沿って設計する
- 理念を軸に運営する
1. お店の存在理由を決める
- 誰を幸せにしたい?
- どんな悩みを解決したい?
- あなたの強みは?
2. 理念に沿って設計する
- テナントか自宅か?
- どんな内装?
- 価格帯・メニュー構成は?
3. 理念を軸に運営する
- 迷った時は理念に戻る



「お店の存在理由」は、あなたのサロンの軸です。
迷った時、困った時、判断に悩んだ時——
いつでもここに戻ってこられる場所を、開業前に作っておきましょう。
- 3つの質問に答えてみる
- 「誰のため?」「何のため?」を言葉にする
- それを紙に書いて、見えるところに貼る
お店の存在理由が明確になれば、3年後も10年後も、あなたのサロンは続いています。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私は、あなたのサロンが3年後も・10年後も、続いていることを願っています。
技術×AI×方針書の力で、正しい経営判断ができるようになる——
そのお手伝いができれば、これ以上嬉しいことはありません。
何か気になること、不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
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美容サロン再生専門コンサル みけ
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